ますますの寺・神社巡礼ブログ

30代の寺・神社めぐり。

【西国三十三所巡礼】 第二番札所 紀三井寺|早咲き桜と絶景を誇る観音霊場 完全ガイド

西国三十三所観音霊場巡り、第一番札所の那智山 青岸渡寺に続く第二番札所が、和歌山市に位置する紀三井山 金剛宝寺 護国院(きみいさん こんごうほうじ ごこくいん)、通称「紀三井寺(きみいでら)」です。

 

古くから早咲き桜の名所として知られ、近畿地方に春の訪れを告げる「桜の開花宣言」の目安となる標本木があることでも有名です。

また、231段の急な石段「結縁坂(けちえんざか)」を登り切った先には、和歌浦の美しい景色が広がり、多くの参拝者を魅了しています。

 

この記事では、西国三十三所巡礼の二番目の霊場である紀三井寺の歴史、ご本尊、境内の見どころ、名物の桜、御朱印、アクセス方法などを詳しくご紹介します。巡礼の旅を進める方、桜や絶景を楽しみたい方、和歌山の歴史と文化に触れたい方にとって、必見の情報をお届けします。

 

西国三十三所巡礼とは?

紀三井寺の位置づけを確認するために、改めて西国三十三所巡礼について触れておきましょう。これは、近畿二府四県と岐阜県に点在する三十三箇所の観音菩薩を祀る寺院を巡る、日本で最も古いとされる巡礼路です。約1300年の歴史を持ち、一番札所の青岸渡寺から始まり、三十三番札所の谷汲山華厳寺で満願(結願)を迎えます。各札所で観音様に祈りを捧げ、御朱印をいただくことで、功徳を積み、願いを成就させると信じられています。

 

第二番札所 紀三井寺 - 桜と絶景、そして祈りの場

紀三井寺は、西国三十三所巡礼において、青岸渡寺に次いで訪れる重要な札所です。

和歌山市南部の名草山(なくさやま)の中腹に位置し、その風光明媚な景色と、特に春の桜の美しさから、多くの観光客や参拝者で賑わいます。

 

紀三井寺の歴史 - 為光上人と三つの井戸

紀三井寺の創建は、奈良時代宝亀元年(770年)に遡ります。唐(現在の中国)から渡来した僧・為光上人が、日本各地を行脚していた際、名草山山頂から一筋の光が放たれているのを見つけました。その光に導かれて山に分け入ると、そこに千手観音の化身である龍神が現れ、この地が観音様の霊地であると告げられました。

為光上人は、自ら十一面観世音菩薩像を刻み、草庵に安置したのが紀三井寺の始まりとされています。

 

紀三井寺」という名前の由来は、境内に今も湧き出る三つの井戸「三井水(さんせいすい)」にあります。それぞれ「清浄水(しょうじょうすい)」「楊柳水(ようりゅうすい)」「吉祥水(きっしょうすい)」と名付けられたこれらの井戸水は、紀伊国の「三つの井戸がある寺」として、「紀三井寺」と呼ばれるようになりました。この三井水は、環境省の「名水百選」にも選ばれています。

古くから皇室の信仰も篤く、後白河法皇後鳥羽上皇などが熊野御幸の途中で立ち寄った記録も残っています。江戸時代には紀州徳川家の庇護を受け、さらに繁栄しました。しかし、長い歴史の中で伽藍は何度か火災に見舞われ、現在の建物の多くは江戸時代以降に再建されたものです。

 

境内散策 - 紀三井寺の見どころ:急坂を登った先にある絶景と文化財

紀三井寺の参拝は、まず楼門から始まる急な石段を登ることから始まります。体力は使いますが、登り切った先には素晴らしい景色と数々の見どころが待っています。

  1. 楼門(ろうもん)(国指定重要文化財 まず参拝者を迎えるのが、室町時代(永正6年・1509年)建立の立派な楼門です。入母屋造、檜皮葺きの美しい門で、国の重要文化財に指定されています。ここをくぐると、いよいよ石段が始まります。 

  2. 縁坂(けちえんざか) 楼門から本堂へと続く231段の急な石段は、「結縁坂」と呼ばれています。この坂には、「この坂を登る前に財布を確かめれば(=お金があれば)良縁に恵まれる」という言い伝えがあります。これは、江戸時代の豪商・紀伊国屋文左衛門が、若い頃に母の願いで紀三井寺に参詣し、坂で草履の鼻緒が切れて困っていた玉津島神社宮司の娘を助けたことがきっかけで、その娘と結ばれ、成功への道を歩み始めたという伝説に基づいています。商売繁盛や良縁成就のご利益があると言われ、一段一段踏みしめて登りたい坂です。 

     

  3. 鐘楼(しょうろう)(国指定重要文化財 結縁坂を登りきった先に建つ鐘楼も、安土桃山時代天正16年・1588年)の建立で、国の重要文化財です。美しい袴腰(はかまごし)付きの構造が特徴です。参拝者が鐘を撞くこともできます(有料の場合あり)。

  4. 本堂(ほんどう)(国指定重要文化財 鐘楼のさらに上、境内の中央に位置するのが本堂です。江戸時代(宝暦9年・1759年)に再建された入母屋造、本瓦葺きの堂々たる建物で、これも国の重要文化財。内陣には、ご本尊である十一面観世音菩薩像と千手観世音菩薩像が秘仏として祀られています(50年に一度ご開帳)。お前立ち(ご本尊の代わりにお参りする仏像)が安置されており、参拝者はここで静かに祈りを捧げます。 

  5. 多宝塔(たほうとう)(国指定重要文化財 本堂の向かって左手に建つ、鮮やかな朱色の多宝塔。室町時代(文明8年・1476年頃)の建立とされ、本堂、楼門、鐘楼と共に国の重要文化財に指定されています。内部には五智如来が祀られています。 

  6. 仏殿(大光明殿 - だいこうみょうでん) 平成14年(2002年)に完成した比較的新しいお堂ですが、その大きさは圧巻です。内部には、高さ約12メートルにも及ぶ木造立像としては日本最大級の「大千手十一面観世音菩薩像」が安置されています。金色に輝くその姿は、木彫寄木造漆箔仕上げで、仏師・松本明慶氏によって造られました。圧倒的な存在感に、思わず手を合わせたくなります。 

  7. 六角堂(ろっかくどう) 西国三十三所の各札所のご本尊を模した三十三体の観音像が祀られています。ここで一度にお参りすることもできます。

  8. 展望台からの眺望 境内各所、特に本堂前や仏殿周辺の展望スペースからは、眼下に広がる和歌浦湾、片男波(かたおなみ)海岸、そして遠くには淡路島や四国まで望むことができます。この絶景は、 つらい石段を登ってきた参拝者への最高のご褒美です。 ぜひ参拝して体感してください。

  9. 早咲きの桜 紀三井寺は、関西一の早咲き桜の名所として知られています。境内には約500本の桜(主にソメイヨシノ)がありますが、特に本堂前にある標本木(ソメイヨシノ)が有名です。この木が5~6輪開花すると、和歌山地方気象台和歌山市の桜の開花を宣言します。例年3月中旬から下旬に見頃を迎え、一足早い春の訪れを感じさせてくれます。  
    ※筆者は上記の時期以外に参拝していますので、写真は公式HPなどからご参照ください。

御朱印 - 二番目の祈りを込めて

西国三十三所巡礼の二番目の札所として、紀三井寺でいただく御朱印は、巡礼の旅が本格的に始まったことを示す大切な印です。

  • 御朱印の種類: 通常いただけるのは、本尊を表す「大悲殿(だいひでん)」と墨書きされた御朱印です。中央には、第二番札所を示す宝印が押されます。
  • 納経帳への記帳: 納経帳の二番目のスペースに、この御朱印をいただきます。
  • 納経所: 御朱印は、本堂内の納経所(御朱印受付所)で受け付けています。
  • 受付時間: 通常は午前8時頃から午後5時頃までです。桜のシーズンなどは混雑することもあります。
  • 納経料: 御朱印一つにつき、定められた納経料が必要です。



紀三井寺へのアクセス

【車でのアクセス】

  • 阪和自動車道:
    • 「和歌山IC」から国道24号線国体道路経由で約20~30分。
    • 「海南IC」から国道42号線経由で約15~20分。
  • 駐車場: 寺の麓に有料駐車場があります(普通車500円程度)。ただし、駐車台数は限られており、特に桜のシーズンや週末は満車になることが多いです。公共交通機関の利用も検討しましょう。

【公共交通機関でのアクセス】

 

【拝観時間・拝観料】

  • 開門時間: 8:00 ~ 17:00 (納経受付も同様)
  • 拝観料(入山料): 大人 400円、小中学生・70歳以上 200円 (2025年4月現在。変更の可能性あり)
    • ※この拝観料には、結縁坂を登り、境内に入るための料金が含まれます。
    • ※仏殿(大観音像)の拝観は別途料金が必要な場合があります。

※最新の情報は、紀三井寺の公式サイトなどでご確認ください。

巡礼者へのアドバイス

  • 階段への備え: 231段の石段は、思った以上に急で長いです。ご自身のペースで、休憩を挟みながら登りましょう。歩きやすい靴は必須です。
  • 桜のシーズン: 桜の時期(例年3月下旬~4月上旬)は大変美しくおすすめですが、非常に混雑します。時間に余裕をもってお出かけください。ライトアップが行われる年もあります。
  • 絶景を楽しむ: 境内からの眺めは格別です。ぜひ展望スペースでゆっくりと景色を堪能してください。
  • 周辺の観光: 時間があれば、和歌浦周辺(玉津島神社、不老橋など)や和歌山城和歌山マリーナシティなど、和歌山市内の他の観光スポットと合わせて訪れるのも良いでしょう。

まとめ - 絶景と桜、そして観音様への祈り

西国三十三所巡礼の第二番札所、紀三井寺

その魅力は、古くから愛される早咲きの桜、 険しい坂を登った先に広がる和歌浦の絶景、そして為光上人の開創から続く観音信仰の深さにあります。

急な結縁坂を登る道のりは、巡礼の厳しさと達成感の両方を教えてくれるかのようです。そして、境内を満たす清らかな空気と美しい景色は、訪れる人々の心を癒し、次なる札所へと向かう力を与えてくれるでしょう。

巡礼の旅の途中で、また、美しい景色や桜を求めて、ぜひ紀三井寺を訪れてみてください。きっと、心洗われる素晴らしい体験が待っています。

 

【西国三十三所巡礼】始まりの寺・第一番礼所 那智山 青岸渡寺 完全ガイド|世界遺産の絶景と観音信仰の起点

悠久の時を超え、多くの人々の祈りを受け止めてきた西国三十三所観音霊場巡礼。

その壮大な旅の始まりを告げるのが、和歌山県那智勝浦町に位置する第一番札所、那智山 青岸渡寺(なちさん せいがんとじ)です。

熊野三山の一つとして、また日本三大名瀑・那智の滝を望む絶景の地に建つこの寺院は、単なる巡礼のスタート地点にとどまらず、ユネスコ世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産としても国内外から注目を集めています。

 

この記事では、西国三十三所巡礼の第一歩を刻む青岸渡寺の歴史、魅力あふれる見どころ、御朱印、アクセス方法、そして巡礼を始めるにあたってのポイントなどを詳しく解説します。

これから巡礼を志す方、熊野への旅行を計画されている方、そして日本の美しい風景と信仰の歴史に触れたいすべての方へ、青岸渡寺の深い魅力をお届けします。

 

西国三十三所巡礼とは?

まず、青岸渡寺がなぜ「始まりの寺」なのか、その背景となる西国三十三所巡礼について簡単にご紹介します。

この巡礼路は、約1300年前、奈良時代の養老年間に徳道上人によって開かれたとされ、観音菩薩を祀る三十三の寺院を巡拝します。その後、平安時代に花山法皇によって再興され、観音信仰の隆盛と共に庶民の間にも広まりました。

近畿地方二府四県と岐阜県にまたがる札所を順番に巡ることで、現世利益や極楽往生を願うこの巡礼は、日本で最も歴史ある巡礼路として、今も多くの人々に受け継がれています。その第一番札所が、ここ青岸渡寺なのです。

第一番札所 青岸渡寺 - 熊野の聖地に始まる巡礼

青岸渡寺は、西国三十三所巡礼の出発点として、巡礼者たちを温かく迎え入れます。

熊野那智大社と隣接し、那智の滝という圧倒的な自然信仰の対象を間近にする青岸渡寺は、神仏習合の時代の名残を色濃く残す、日本でも稀有な場所に位置しています。

巡礼の始まりに、この聖地の清浄な空気に触れることは、特別な体験となるでしょう。

青岸渡寺の歴史 - 滝への信仰と神仏習合

青岸渡寺の起源は非常に古く、伝説によれば4世紀、仁徳天皇の時代にインドから渡来した僧・裸形上人(らぎょうしょうにん)が、那智の滝で修行中に滝壺から観音菩薩を感得し、草庵を結んだのが始まりとされています。

古来より那智の滝は、それ自体が神として崇められる自然信仰の対象でした。飛鳥時代には、この滝を中心とした熊野信仰が形成され、仏教が伝来すると、滝の神(飛瀧権現)は観音菩薩の化身と考えられるようになり、神道と仏教が融合する「神仏習合」が進みました。

青岸渡寺は、隣接する熊野那智大社と共に、「那智山熊野権現」として一体的に信仰を集め、皇族や貴族から庶民に至るまで、多くの人々が熊野詣でこの地を訪れました。

現在の本堂は、天正18年(1590年)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の様式を伝える貴重な建造物として重要文化財に指定されています。

明治時代の神仏分離令神仏判然令)により、多くの寺院が神社と分離、あるいは廃寺となる中で、青岸渡寺熊野那智大社の一部(如意輪堂)としての歴史から、特例的に破却を免れ、天台宗寺院として独立しました。そのため、今日でも神社と寺院が同じ境内に隣り合って存在する、神仏習合時代の面影を強く残す貴重な場所となっています。



境内散策 - 青岸渡寺の見どころと世界遺産の景観

青岸渡寺の境内は、熊野那智大社と共に那智山の山腹に広がり、多くの見どころがあります。特に、那智の滝との調和は息をのむ美しさです。

  1. 本堂(国指定重要文化財豊臣秀吉によって再建された本堂は、標高約500メートルに位置し、南向きの入母屋造、檜皮葺きの荘厳な建物です。内陣には、ご本尊である如意輪観世音菩薩が秘仏として祀られています(通常非公開)。堂内は、長い歴史を感じさせる落ち着いた雰囲気で、巡礼の始まりに心を静め、祈りを捧げるのにふさわしい空間です。

     

  2. 三重塔と那智の滝の絶景 青岸渡寺の境内から少し歩いた場所にある朱色の三重塔。そして、その背景に流れ落ちる日本一の落差(133m)を誇る那智の滝。この二つが織りなす風景は、まさに絶景です。多くのパンフレットやポスターで使われる、日本を代表する風景の一つと言えるでしょう。この場所からの眺めは必見です。三重塔内部には入ることも可能です(別途拝観料要)。 

  3. 鐘楼(しょうろう) 本堂の近くにある鐘楼には、豊臣秀吉が寄進したとされる梵鐘がかかっています。歴史の重みを感じさせる鐘の音を聞くことができるかもしれません。

  4. 大黒堂(だいこくどう) 本堂の横手にあるお堂で、豊臣秀吉が祀ったとされる大黒天が安置されています。商売繁盛や福徳円満のご利益があるとされています。

  5. 宝篋印塔(ほうきょういんとう)(国指定重要文化財 本堂裏手、少し登った場所にある石造りの美しい塔。鎌倉時代の作とされ、国の重要文化財に指定されています。

  6. 展望所からの眺め 境内各所や、三重塔付近には展望スペースがあり、那智の滝はもちろん、那智の原生林や太平洋まで見渡せる場所もあります。熊野の雄大な自然を体感できます。

  7. 熊野那智大社との一体感 すぐ隣に熊野那智大社の社殿が建ち並び、参拝者は自然と両方を巡ることになります。神社の鳥居と寺院の山門が近接し、共に長い歴史を歩んできたことを実感できます。

御朱印 - 巡礼の始まりを刻む証

西国三十三所巡礼の第一番札所である青岸渡寺でいただく御朱印は、これから始まる長い旅への決意と祈りを込める、特別な意味を持ちます。

  • 御朱印の種類: 通常いただけるのは、本尊を表す「大悲殿(だいひでん)」と墨書きされた御朱印です。中央には、第一番札所を示す宝印が押されます。
  • 納経帳への記帳: 巡礼者は、専用の納経帳(のうきょうちょう)を用意し、最初のページにこの青岸渡寺御朱印をいただくことから巡礼をスタートします。
  • 納経所: 御朱印は、本堂内にある納経所で受け付けています。
  • 受付時間: 通常は午前7時頃から午後5時頃までですが、季節や行事により変動することがあります。早朝や夕方は確認をおすすめします。
  • 納経料: 御朱印一つにつき、定められた納経料が必要です。



青岸渡寺へのアクセス

青岸渡寺は山間部に位置するため、アクセスには時間と計画が必要です。

【車でのアクセス】

  • 阪和自動車道:南紀田辺IC」から国道42号線を経由し、那智勝浦新宮道路「那智勝浦IC」へ。そこから県道46号線で那智山方面へ。(南紀田辺ICから約2時間~2時間半)
  • 伊勢自動車道: 「紀勢大内山IC」から国道42号線で新宮方面へ。新宮市から国道42号線、県道46号線で那智山方面へ。(紀勢大内山ICから約2時間半~3時間)
  • 駐車場: 那智山中腹に、熊野那智大社青岸渡寺共通の有料駐車場があります(普通車800円程度)。ただし、駐車台数には限りがあり、シーズンや週末は大変混雑します。麓の駐車場に停めてバスを利用する方法も検討しましょう。
  • 注意点: 那智山へ至る道はカーブが多く、道幅が狭い箇所もあります。運転には十分注意が必要です。

【公共交通機関でのアクセス】

  • JRきのくに線紀勢本線)「紀伊勝浦駅」下車。

    • 駅前から熊野御坊南海バスの「那智山」行きに乗車(約30分)。
    • 終点「那智山」バス停下車。
    • バス停から青岸渡寺熊野那智大社までは、石段の続く参道を登ります(徒歩約15~20分)。
    • バスは1時間に1~2本程度運行されていますが、事前に時刻表を確認しましょう。
  • 体力に自信のある方は「大門坂」から:

    • 熊野古道の一部である「大門坂」の入口バス停(「大門坂」バス停)で下車し、美しい石畳の古道を歩いて登ることもできます(約40分~1時間)。熊野古道の雰囲気を味わいたい方におすすめです。 

【拝観時間・拝観料】

  • 開門時間: 通常 7:00頃 ~ 17:00頃(季節により変動あり)
  • 納経受付時間: 通常 7:00頃 ~ 17:00頃
  • 拝観料:
    • 境内(本堂前など)への入場は無料。
    • 三重塔への登壇は別途拝観料が必要です(大人300円程度)。

※最新の情報は、青岸渡寺那智勝浦町観光協会の公式サイトなどでご確認ください。

巡礼を始める方へのアドバイス

  • 巡礼用品の準備: 第一番札所である青岸渡寺周辺や、麓の土産物店などで、納経帳、白衣(びゃくえ)、輪袈裟(わげさ)、数珠(じゅず)、金剛杖(こんごうづえ)などの基本的な巡礼用品を揃えることができます。巡礼を始める前に準備しておきましょう。
  • 始まりの心構え: 聖地・熊野の霊気に満ちた青岸渡寺から始まる巡礼は、特別な感慨があります。本堂で静かに手を合わせ、これからの旅の安全と満願成就を祈願しましょう。
  • 熊野那智大社那智の滝も合わせて: 青岸渡寺を訪れる際は、隣接する熊野那智大社、そして少し下った場所にある那智の滝飛瀧神社)もぜひ参拝してください。これらは一体の聖地であり、熊野の魅力を深く理解するために欠かせません。
  • 時間に余裕をもって: 見どころが多く、また山内は広く高低差もあるため、時間に余裕を持った計画をおすすめします。
  • 宿泊: 麓の紀伊勝浦温泉には多くの宿泊施設があります。温泉で旅の疲れを癒すのも良いでしょう。

まとめ - 聖地熊野から始まる祈りの旅

西国三十三所巡礼の第一番札所、那智山 青岸渡寺。そこは、日本古来の自然信仰と仏教が見事に融合した、世界にも類を見ない聖地です。荘厳な本堂、那智の滝と三重塔が織りなす息をのむ絶景、そして熊野の深い歴史と霊気。これらすべてが、巡礼の始まりを力強く、そして清らかに彩ってくれます。

これから三十三の札所を巡る長い旅に出る人も、熊野の自然と文化に触れたいと願う人も、まずはこの青岸渡寺を訪れ、その特別な空気を感じてみてください。きっと、忘れられない感動と共に、新たな一歩を踏み出すための清浄なエネルギーを得られることでしょう。